イラストレーター秋山亜軌の日記を中心としたブログです。イラストレーターとしての活動報告をはじめ、美術や映画、音楽の話、興味のある出来事など、幅広い話題を独自の意見を絡めて執筆しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告|
  3. トラックバック(-)|
  4. コメント(-)

PRIDE無差別級GPファイナルラウンド その2

20060912061151.jpg

彼女と見に行ったPRIDE無差別級GPファイナルラウンド。ヒョードルへの挑戦権をめぐる戦いと云っても過言ではない今大会、スポーツバーも夥しい熱気に満ちていました。
同じようにPRIDEを愛して止まない人達とリアルタイムで応援し、試合の成り行きを見届ける。会場ほどではないにしろ、その一体感はどんどん加速し、徐々に熱を帯びていった。ここにいる人達、皆がそれぞれに応援している選手がいて、勝利や敗北に泣き笑いして、PRIDEを作り上げている。家で地上派で見るのとは全く違う雰囲気なのです。彼女はスポーツバー初体験だったので、この雰囲気を思い切り楽しんでいました。僕にとってはまずそれだけで大成功だった。
それに加え、何度も云いますが、この日のカードはほんとに最高でした。名実共にトップの強い選手同士が戦っても、それがいい試合になるかどうかは、正直組みあうまではわからなかったりする。かみあわないとしょっぱい試合になることだって多分にありえるのです。でも今回の準決勝2試合、そして決勝は「最強」という名に恥じない内容を伴った最高の試合になりました。PRIDEにとっても、これからが大変でしょう。今回の盛り上がりを越えるのは難しい。それくらい、最高でした。
シウバ対ミルコが打撃の世界最高峰の戦いを演出したあとは、ノゲイラとジョシュが寝技の世界最高峰の戦いを繰り広げてみせた。素晴らしかった。もうその時点でほとんどおなかいっぱい。満足でした。
その後、ハリトーノフ対アレキでは予想に反し、アレキの圧勝。弟君にはまだまだのびしろを感じます。ジョシュと世界最高峰の殴り合いを経験したアレキは恐ろしいまでのスピードで成長を遂げている。もはやヘビーにハリトーノフの割り込めるスペースは残されていないのかもしれない。ここは期待していたほど盛り上がらなかったな。思った以上にアレキとハリトーノフの間に力の差が生まれていた。
モラエス対テヒョン、中村対中尾で相当ダレたものの、五味や郷野の登場で会場は温まり、(郷野が中村中尾戦をしれっと毒づいたのは面白かった。それ云っちゃうのかよ!と思った。)いざ後半戦へ突入。
ショーグン対スネークで再び熱がぶり返してきた。ショーグンは久しぶりの試合ということもあり、最初、スネークの不規則な動きをやりづらそうにしていたけど、途中かららちがあかないと思ったのか、一気に得意の踏みつけに出ましたね。ブランクがどういう風に試合を左右するかと思ったけど、全く問題はなかった。強いショーグンのままでした。試合勘がとてもいい。どこで勝負を極めに行ったらいいかがよくわかってるのがシュートボクセの強みな気がします。行くべき所で行けるという強み。踏みつけは顔面にもろに入ってた。ああいう試合をしてこそ、PRIDE参戦は並みの覚悟じゃできない、と云えると思う。Do you understand?って中村は云える立場じゃないよね。ほんと。ショーグンはラスベガス大会でも台風の目になるでしょう。また相手がランデルマンていうのも熱いですよね。僕的にはランデルマンを応援しちゃうけど。好きだから。
セミファイナルは文句なしのアローナ対アリスター。アローナ、久々の登場。僕もアローナは好きなんですけど、スポーツバーでも歓声が起こってアローナ人気あるなあって再確認。ジョシュの時もすごかったけどね。アローナとジョシュの人気はすごい。アリスターは人気なさすぎて、最近になって好きな人がちょくちょく増えてきましたよね(笑)。いや、アリスターは強いと思ってるんですけどね。つまらない試合するわけじゃないし、強いのに何故か好きになれない。何故だか誰にもわからないという。それとハンマーはもう持たないんだろうか。アリスター、連戦が続いて疲れてるんじゃないかと思った。スタミナがないのは有名な話だけど、1R目でもアローナに圧倒されてましたね。それにしてもアローナの打撃の進化はめざましいものがある。ロー、威力ありましたね。この日の打撃で一番いい音がしたのはミルコの打撃だったのはもちろんだけど、次というなら、アローナのローでした。グラウンドで背後をとられたアリスターが何の前触れもなく、タップして試合を投げてしまうという終わり方だったのですが、アローナのローで脚を故障したのでしょう。倒れ方がガクっていう変な倒れ方だったので、なんとなくヤバそうだな、と思っていました。ヒビくらい入っちゃってるかもしれないですね。
アローナにはミドル級を牽引していってほしい。シウバ、ショーグンのシュートボクセとアローナ、ホジェリオのブラジリアントップチーム対抗戦という図式が一番見やすいのはミドル級。しかも実力差はほとんどないように見える。同門対決という禁断のカードも想像できるし、未知の組み合わせがいくつも残ってる。来年はミドルが面白いのではないでしょうか。アリスターはホジェとアローナに負けたことで、ミドル最前線から一歩遠のいたと思います。逆にヘビーはこれ以上あまりいじりがいがないのかな、という気もします。ジョシュとヒョードルは来年絶対あると思うけど。ファンの気持ちを大事にするPRIDEだから、こじつけでもなんでも、ここはあると思うんですよね。
おっと脱線しました。それではいよいよ無差別級GP決勝戦。ミルコ対ジョシュ。3度目の対戦。2度はミルコの勝利。しかもジョシュはノゲイラとのフルラウンドの死闘でダメージが残っていた。一方のミルコは早期決着でほぼ無傷。この時点で、ミルコ優勝はなんとなくわかっていたけど、今大会、そして今日の試合で一気にジョシュに追い風が吹いてきた気がします。ジョシュは何かすごいことをしでかしてくれるのではないか、そんな予感のリングインでした。アメリカ国歌がPRIDEの決勝戦で流れる絵面もあまりないからなんだかシュールで新鮮だった。北斗の拳のテーマをくちずさみながら入場してくるジョシュにスポーツバーの皆の視線や歓声が熱かった。
実際ジョシュって強いんだろうけど、どの程度なんだろう、UFCの最年少王者とかいってもUFC見たことないし、みたいなジョシュの強さに対して半信半疑な人はたくさんいたと思う。ノゲイラとの試合でジョシュは本当に強いんだ、と今日になって知った人はたくさんいたと思う。そして、その人柄を好きになった人も。しかし、圧倒的な冷たいしたたかな力でミルコはそんな予感をあっさりと潰してしまった。とにかくこの日のミルコは強かったです。もしもノゲイラが勝ち上がっていたとしても、この日のミルコには勝てなかったでしょう。特にパウンドの技術の進化には驚かされました。四方八方に回りこんで、出てくる杭は徹底的に潰すというようなパウンド。獰猛でありながら、非常に視野が広く、相手の動きが見えている。ミルコはここ一番を落としてしまう脆さのようなものがある選手なのですが、この日のミルコには油断も慢心も躊躇もなかった。まあこのメンバーにそんな気持ちがあっては勝てないのはミルコ自身が1番肌身に感じていたことでしょうが、この世界最強を名乗るにふさわしいメンツがそろうリングがミルコを急激に進化させたのかもしれません。
しかし、この強いミルコを相手にジョシュもただでは転びません。高いポテンシャルを発揮します。ミルコの蹴りにあわせて脚を取りに行ったり、自分がピンチの時に限って攻めにいくのです。ここが強い選手と普通の選手の違いで、ヒョードルもそうなのですが、強い選手はやばい時こそ、前に出て、劣勢の空気を形勢逆転の空気にしてしまえるのです。ジョシュが並みの選手であれば、ミルコの打撃でひるんで一気にとどめをさされてしまったことでしょう。格闘技で思った以上に必要なのは空気です。展開の速いPRIDEのリングでは特に。ヤラれるオーラを出してしまうと一気に勝敗まで持っていかれてしまう。相手にピンチだと悟らせない、それが強い選手の条件のように感じます。
最後はあの何があってもあきらめないガッツの強いジョシュがタップしてしまうほど、ミルコのあめあられのパウンドが襲いかかります。
晴れて、「無冠の帝王」ミルコがその因縁のニックネームから解放される瞬間がやってきます。しかもこの日はミルコの32歳の誕生日。
ミルコをK-1時代から見続けている僕としては、彼の紆余曲折を思うと感動せずにはいられなかった。大好きなノゲイラは負けてしまったけど、素直にミルコの優勝に、よかったねと云いたいです。
ミルコを応援してきた人は相当やきもきしていたと思う。ここまでが長かっただけに。ノゲイラやヒョードル、シウバなどに比べると、応援していて報われないことが多かったと思う。ミルコは実力は間違いなくトップクラスなのに、ここぞという試合を何度も落としてきた。それも、全てはこの日のためにあったのです。圧倒的強さでの優勝。ファンの気持ちがとうとう実を結んだ。ファンに対してもおめでとうと云いたいです。ミルコの男泣き、印象的でした。ミルコのお母さんの言葉、「神様はあなたの夢ばかり叶えているわけにはいかないのよ。」あの言葉が頭の中でリフレインします。でも、いつかはご褒美として誰もがスポットライトを浴びる時がくるのです。努力を続け、信じさえすれば。僕も焦らないでその時のために努力を続けようと思いました。いいGPだったなあ。

P.S ノゲイラ対ジョシュは絶対もう一度やってちゃんと決着つけてほしいですね。それ以上にあの面白い試合をもう1度見たいという気持ちが強い。「生涯2番目の男」を返上すべく、リオの太陽が再び赤く熱く昇るのを願う僕です。
スポンサーサイト
  1. 2006/09/12(火) 06:12:10|
  2. 格闘技|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:0
<<「フィジー家お宅訪問」をUPしました。 | ホーム | PRIDE無差別級GPファイナルラウンド その1>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://surshelter.blog5.fc2.com/tb.php/211-32427aa2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。