イラストレーター秋山亜軌の日記を中心としたブログです。イラストレーターとしての活動報告をはじめ、美術や映画、音楽の話、興味のある出来事など、幅広い話題を独自の意見を絡めて執筆しています。

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猿島旅行その3

-信号は今黄色。赤になるまであと何秒?フライング気味に飛び出してあのフラッグ、ゲットしろ。直射日光を背中に受けて、せーので走り出す。キケンを顧みずあいつに競り勝つんだ。アグレッシヴに荒ぶれろ。ヒートアップするハート、わずかながらリード、鼓動がかき鳴らすビート、全てが加速していく。空が高い。転げまわるボディー、巻き起こる砂煙、ビーチに君の姿を探す僕、その手に掴んだものを高々と掲げ上げよう。-
僕、ナオちゃん、ナナ、なっちゃん、シライというメンバーで島の散策へ。えー、非常にフィーリングの合うメンバーですごくやりやすかったですね。道の途中でインパクトのある木があって、女の子3人が木に登って写真撮ったんですけど、本当の姉妹みたいで、すごく相性ぴったりでした。長女がしっかりもののナオちゃんで、次女がいたずらっぽく提案を促すなっちゃんで、末っ子が乗っかり上手なナナっていう感じ。3人とも名前が「ナ」で始まるので勝手に「ザ・スリーナッツ」と命名。
僕はほほえましく、彼女達を見守りながら、気さくなトークを展開しつつ、シライの体を気遣う役?(そのつもりだったんだけどなあ。)なっちゃんが杖をシライに渡し、わざわざ老体に鞭打って登る姿を演出したので、僕もそれに乗っかって写真を撮りました。

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ちょっとした山道を登りながら、古代居住跡(別名 日蓮洞窟)、猿島要塞を通っていると、霊感の強いナオちゃんが早くも何かを察知したようで、空気が重いとか、あまり近寄りたくない、何かいると云い出しました。シライが茶化しても駄目なくらい、最初はビビってました。鳥の声や、何の変哲もない大樹、子供の声にすら。僕は鈍いのかさっぱり何も感じなかった。それよりも空気が澄んでいて、涼しくていいなあ、と思っていました。
洞窟は確かに雨が降ったあとで、道がぬかるんで不気味だったけど、それも肝試し気分で楽しかったです。女子がビビっているのでシライが僕に何か歌ってやれよ、と無茶ブリしてきたので、「野に咲く花のように」を歌いました。裸の大将の歌ですね。「トンネル抜けたら夏の海。」っていうフレーズがあるから、ちょうどいいな、と思って。それで少し場が和んだ(と思う。)。シライも心なしかお化け関係ではしゃいでいました。
実際はトンネル抜けて、長い階段を登ると展望台にでました。そこからは見晴らしがよく、遠くの海まで見渡せる。皆で順番に展望台に梯子を使って登りました。

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この頃にはもう日が傾きはじめ、夏の翳りを見せはじめました。島を出る船が来る時間は17時。この時すでに15時。まだまだ暑くて、吹き出る汗を拭いながら、皆といる時間をいとおしく思った。皆で狭い展望台に所狭しとひしめくとまだまだ青い夏だ、と思った。まだまだ青春は続いているって思えた。

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↑展望台、真下の風景はこんな感じ。なんとなくシュールなのでカメラに収める。なっちゃんは水着なのをいいことに、わざわざエロ写真をおふざけで撮りたがる。白いワンピースが全然水着のパンツの丈まで届いてなくて、透けてて、写真をあとで浜辺に戻ってユッキーに見せると「痴女だ、痴序だ。バッカだなあ。」と繰り返し云われてました。ユッキーは見た目によらず毒づきます。
笑いが絶えないほんわかムードで散策を終え、浜辺に向かうと、いよいよ、島に別れを告げる1時間前、少しでも海や波とたわむれていたい人、まったり浜辺で物思いにふける人、シャワーを浴びに行列に並ぶ人、僕らは思い思いに最後の時間を過ごしました。僕はヨシノとバーリトゥード。彼と組み合った時、その圧力で肩を若干痛めました。さすがナチュラルマッチョ。
さっちゃんは不審な行動。彼女は何か動くものを追う習性があるようです。猫みたいな子です。そういうのがかわいいらしい。
シンちゃんはサマーセール、ケツの大売出し。シャッターを向けるとケツを出し惜しみません。
ユッキーはガラス集めが完了したようで、それを見て僕も喜んだ。粘土に押し付けたらきっときれいだよね、と提案すると、ユッキーもそう思ってたみたいで、妙に共感。こういうのかなりあとでいい思い出になるんですよね。僕も忘れかけてた創作意欲をかきたてられた。

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ちょうど「to U」がi-podから流れて妙にセンチメンタルになった。水平線が広がる夕暮れの景色にあのスケールの大きな曲はとてもよくマッチした。今年の夏を優しく彩ってくれた一曲。
17時。全員、浜辺に集合。すでに桟橋には、帰りの船待ちの長い行列ができていました。なんとこの日島に来た人、2000人超。これでも一応無人島です(笑)。僕らは急いで誰かに集合写真を撮ってもらうことにしました。ちょうど島の管理をするおじさんがゴミ拾いをしているところだったので、お願いして何枚も撮ってもらっちゃいました。
観光客が誰も浜辺にいなくなると、鳥達が群がっていっせいに浜辺を占拠しました。

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何の鳥かはわからないけれど、夕暮れの空を滑降する姿はとても美しくもあり、怖い感じもした。まるでこの島は元々我々のものだ、とでも云わんばかりに。都会にいると人間が地球の中心であると僕らは思いがちだけど、ひょっとしたら僕らは地球を破壊するために生まれたエイリアンかもしれない。良くも悪くも、地球の環境を変える力を持っているのは僕ら人間だけなのです。

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夏の夕暮れは、様々なイメージを僕の頭に喚起する。船に乗り込み、デッキに皆で並ぶとなんとも云えない気持ちになりました。僕らを乗せた船は猿島をだんだんと離れていく。不吉な黒い雲が猿島の上に架かっていました。それとは逆に僕らの上には曇りがちではあるけど、ささやかな光を注ぐ空がありました。風を切って進む船。時折波のしぶきが僕の頬をかすめる。海の中には透き通るクラゲの大群。とっても気持ちがよくて、ナナともっと遠回りして船旅を楽しみたいよねえ、なんて云ってました。
横須賀の船着場に到着して、陸に下りると、まるで月から地球に生還したように、さっきまでのことが夢か現実になってしまったみたいで淋しかった。僕らは歩き、文明をあからさまに象徴するセブンのコンビニに入ると、鏡を見て、思った以上に日焼けした自分達に驚いた。
それから横須賀駅のダイエーのターリーズでカプチーノを飲みながら固い絆に思いを寄せて語り尽くせぬ青春の日々、だった(ナガブチですね。)。えーと、お互いに今日はよかったねって口々にしていたわけです。それで精算をして、驚くくらい安かったのもびっくりしました。飲み会やるくらいなら猿島行こうってくらいの値段でした。
皆バーベキューで食べ過ぎたのか、海ではしゃぎすぎて疲れたのか、あまり食欲なくて、少し早めに電車に乗って帰りました。
サヨナラの時はいつも1人1人減っていくのがちょっと淋しい。僕なんか次の日から夏休み明けの仕事だったから、余計に欝でした。そこはS.T.Oに救われた。皆S.T.Oおもしろ写真撮りに夢中だった。いじられまくってた当の本人もまんざらではなさそうでした(笑)。
偶然かな。帰ってきてから、仕事に精が出る気がします。焼けた肌は今年の僕の誇らしい勲章みたいな感じです。さんざん渋谷トナカイ(僕らの仲間内の総称。)に対してはくさすし、批判もするけど、それは愛してるがゆえ。ここに渋トナの本気を見ました。皆は僕の糧です。皆にありがとう。

P.S もうすぐ「sur shelter private」で友達に焦点を向けた、猿島フォト「猿島青春白書」も特集するのでお楽しみに。書きたいことは山積みなのに、時間というモンスターが追っかけてきます。ごめんね。
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  1. 2006/09/07(木) 02:22:32|
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