イラストレーター秋山亜軌の日記を中心としたブログです。イラストレーターとしての活動報告をはじめ、美術や映画、音楽の話、興味のある出来事など、幅広い話題を独自の意見を絡めて執筆しています。

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デビッド&リサ

ずーっと前にFOXチャンネルで録って、ことあるごとに何度も見る映画が「デビッド&リサ」なんですが、また久しぶりに見て、いいなあ、と思った。すごく目頭が熱くなる映画。
精神病院が舞台で、人に触れられると発狂してしまう青年と、韻を踏まないと会話ができない二重人格の少女が心を通わすことで、快方に向かっていくという話なんだけどね、まあ映画というには地味なんですわ。
でも、僕この映画大好きでですね、本当にピュアな人を愛するっていう喜びが詰まっているような映画だと思うんです。
とにかくヒロインの女の子がかわいく思えてくる。別にどうってことない子なんですよ。スタイル悪いし、顔も並だし、クレイジーだし。
たぶん仕草がいとおしくなるんだろうな。何度となく繰り返されるシーンがまたいい。
リサ「あなたの目に何が見える?」
デビッド「僕を見る女の子が見える。」
リサ「女の子?」
デビッド「まるで真珠のような。パール・ガール。」
リサ「パール・ガール。」
大はしゃぎして走っていくリサ。
文字にするとよさが伝わらないんですが、こういうやりとりのシーンが何度も繰り返しあるのね。たぶん繰り返すからいいんだと思う。これは互いに心を許していることを確認しているシーンなんですよ。精神が崩壊した人間が誰かを信じたいと思ったとき、とても臆病になる。それでも手を伸ばして、その人の手をつかみたいと思う。そういうのを説明的にではなく、二人の距離が狭まっていく過程でうまく描写していると思う。
人を信用するって僕からしたらすごく難しいことなんですよ。例えば今日「あなたのことが好きよ。」って云われたとしても、次の日、相手の表情が変わってたら、それだけで昨日のことを疑っちゃう。ネガティヴだから。コミュニケーションてそんなに簡単なもんじゃない。何度も確認しあって、積み重ねて、あ、今日も僕の好きなこの人だっていって、やっとそこで成就するものだと思ってるから。僕は初対で人に褒められても信用なんてしないから。自分も含め、コミュニケーションさぼりすぎだと思うんですよね。忙しいのを理由に。
この映画はめちゃくちゃ人に薦めたいような、でもおおっぴらに薦めたくないような、自分だけが生涯連れ添いたいような、そういう映画。人に貸すとしたら影でこっそり、これは秘密ね、って渡したいような映画ですね。登場人物が皆病んでて、行動もおかしいから、どこか現実感がなくて、夢の中にいるような気分で見られる。
普通の軽いラブストーリーでは少しもうるうるこない僕ですが、それよりももっと人と人が根源としてほしいと願ってるようなつながりがこの映画にはあると思う。最後の砦っていうくらいの、パンドラの箱を開けたら、それしかないっていうくらいの愛情っていうか。
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  1. 2006/02/20(月) 03:41:50|
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